やあアンジー、いつもウェルビーとどんなふうに遊んでいる?
ウェルビーはテニスボールを持ってくるのが大好きよ
他にはどんなふうに?
他に?えーと、引っ張りっこもするよ。
でも、なんだかあまり興味がないような気がするわ。
ウェルビーのことをよく見ていて感心するね。
他の遊びもしてみると、テニスボールよりもっと好きなものが見つかるかもしれないね。
もっと好きなものなんてあるのかしら?
犬たちの多くは役割を持っていた歴史があるから、その役割に応じてそれぞれ得意な遊びがあったりするんだよ。
ウェルビーにもルーツがあるってこと?
そうだね。きっと何かあるだろうね。
たとえルーツに関係のない遊びが好きだとしても、それがウェルビーの個性ということになるだろうね。
犬も個性が尊重される時代なのね。
SDGsてやつ?
うーん。ちょっと違うような。
でも確かに、多様性の尊重はSDGsの考え方だね
5つの遊び方
飼い主さんが愛犬とできる基本的な遊び5種をご紹介します。
犬種や性格によっても好きな遊びのタイプは異なります。
ひととおり遊んでみると、きっと好きな遊びが見つかると思います。
- もってこい(Fetch)
- ワンプロ(Rough-and-tumble)
- 引っ張りっこ(Tug-of-war)
- 追いかけっこ(Chase)
- とってごらん(Keep-away)
1. もってこい(Fetch)
物を繰り返し投げ、犬が回収してくる遊び。
2. ワンプロ(Rough-and-tumble)
犬と犬、犬と人のプロレスのように身体的な接触を伴う遊び。
3. 引っ張りっこ(Tug-of-war)
犬と犬、犬と人が1つのものを引っ張る遊び。
ロープなどのおもちゃをタグトイ(引っ張りっこ用のおもちゃ)とも呼ぶ。
4. 追いかけっこ(Chase)
お互いに追いかけたり、逃げたりする遊び。
5. とってごらん(Keep-away/Lure-chase)
一方が物を所有し、それを保持しようとする遊び。
パートナーに対し「とってごらん」と言うかのように誘導する。
どれも簡単にできるものばかりです。
ぜひ、愛犬とご一緒に楽しみながら遊んでみましょう。
参考文献
Rooney, N. J., & Bradshaw, J. W. S. (2003). Links Between Play and Dominance and Attachment Dimensions of Dog-Human Relationships. Journal of Applied Animal Welfare Science, 6(2), 67–94.